毎週金曜日の午前中に、編み物のお教室を開いているのですが、先週はアイロン講習をやりました。

編み上がった編み地にスチームアイロンをかけて整えるやり方です。

アイロン台に、製図の寸法通りにまち針でアウトラインの角などの要所を刺し、それを目安に編み地をきちんと寸法に合った形になるよう、まち針ではりつけ⁈にしていきます。中心から隅々までしっかり蒸気を当て、そのまま冷ましたら、まち針を外します。最初はくるんくるんだった編み地が綺麗に整います。編み目も蒸気にあたってふっくら揃います。

このスチームアイロン、ウールのためにある機能です。編み地に限らずウールの織地でも、蒸気があたることで毛がふっくらと復活し、シワやクセがとれて綺麗に整うのです。ウールの織地が日本に輸入されるようになって広まったのだと聞きました。

編み地を編んだら、組み立てる前、平らなうちにぜひスチームアイロンをかけましょう。出来上がりが目に見えて違います。模様編みも、編み目が綺麗に揃います。

一つ大事な注意点は、アイロンを浮かせてかけること。編み地にアイロンの重さをかけないよう、表面を撫でるようにかけます。決してぎゅーぎゅーぺったんこにはしないでくださいね！