これはにっとも堂、ではありません。30年くらい前に作ったドールハウスのニットショップです。

「小さい」ということは私にとってとても魅力的な要素で、時折ミニチュアの制作もやっています。趣味に毛が生えた程度ですが。

…昔は町なかに路面店の個人の手芸屋さんがいくつかありました。日用品としての手芸材料から、ホームソーイングの生地、毛糸やボタン、パンヤ(わかりますか？)にビーズ、リボンやワッペン、手芸本と、さまざまなものを販売してらっしゃいました。

都市部にある、専門材料も扱う大きな手芸店に集約されていく中、そんな古くから続けてこられたお店が次々になくなっていき、それでも頑張って続けていらっしゃるお店は、お店の隅々まで、本当にぎっしり色々なものを収蔵されていて、店主さんもあったかどうか覚えていないような昔々の材料も沢山、店内はカオス状態、というお店が多いように思います。そしてそれは手芸好きにはなかなか嬉しかったりして。そんな歴史ある手芸店さんの、あまり人が踏み込んでなさそうな一角を発掘してみる楽しさがあるのです。発見と懐かしさで、今必要なものではないものでも欲しくなったりして…。

そうして手に入れた様々な材料が、我が家でまた何年も熟成されていく…んですねぇ。