2021/04/04 22:16

基本的に平面を編む棒針編みに対して、かぎ針編みはダイレクトに「形」を編めるので、平面でも立体でも様々な形を自由に編み出すことのできる技法です。棒針編みのように何目かに通した長い針は必要なく、手元だけで操作するので持ち運びも取り回しもコンパクトです。ほんの少しの糸で小さな小物が編めるので、編物初心者の方にもとっつきやすいのではないでしょうか。
ここ数年編物がまた注目され、一時期数を減らしていた編物の本も、装い新たにたくさん見かけるようになりました。特にかぎ針編みの本が多いように見受けられます。
そんなかぎ針で簡単に編めるモチーフのうち、リーフをいくつか並べてみました。春夏手編み糸や5番ししゅう糸、レース糸など色々な風合いのちょっと残った糸で十分編めてしまいます。お花のモチーフも可愛いのですが、時には葉や実なども魅力的なモチーフになります。Tシャツに1枚、リーフモチーフを乗せるのも素敵かなと。
…小豆島のオリーブで作られた、とても素敵なリースを頂きました。「ミッション」という品種だそうですが、「シルバーリーフ」とも呼ばれるとか。その名の通り葉裏が白く、表の色とのコントラストがとてもきれいです。
優しい形のリーフを真似てかぎ針で編むことはできますが、こんな風に自然のままの色合いが見せてくれる美しさは、表現することは難しいと思います。仮に近づけたとしても、やはり自然のままにあるものにはかなわないなと思ってしまうのです。
ゆっくり、ドライフラワーになっていく色の変化を楽しめるのも、自然ゆえのことですね。