2021/02/14 23:21

コロナの影響で、家で過ごす時間が長くなって、編物も静かに人気を集めているようです。
棒針やかぎ針、アフガンやレース編みの手法も入れると、一口に編物と言っても本当に様々な技法があります。
一般的といえばやはりかぎ針編と棒針編でしょうか。私も幼稚園の頃祖母に棒針編を教わり、趣味になり、仕事にして〇十年経ちますが、知らないこと、新しいことなど初めて知るものはまだまだたくさんあります。この「棒針の作り目と止め」という本に出会ったこともなかなかの衝撃でした。
棒針編みの最初の作り目は確かに色々な方法があります。指で作る作り目も簡単なものから複雑なものまで、編む人が教わった形のままバリエーションがあるのではと思ってしまいます。でも!これほどあるとは知りませんでした!!
糸のかけ方が逆になると違うやり方としてちゃんと名前も付くのですが、本当にバリエーションの豊富さに驚きました。
表紙の写真の隣2つは、日本の編物の本でよく紹介されている、「指で作る作り目」と「鎖編の裏の山を拾う」やり方になるかと思います。色々かっこいい名前がついていますが。ちなみに「キャストオン」とは作り目を指します。
針に直接1目ずつ編みつけて作るやり方、2色の糸で互い違いに作るやり方、かと思えばとてもシンプルに棒針に糸を交差しながら巻き付けていくだけ、なんていうのもあります。
それぞれのやり方に特徴や長短所はあると思います。これら全部を把握するなんてとても無理ですが、特徴を生かした作り目からこだわって、オリジナリティーのあるニットを編むのはとても楽しいだろうなと思います。・・・あの、とてもコアな楽しみですが。