2020/11/29 23:59

海外のクロスステッチのキットは、小さいものから大きなものまで多種多様。細かい目数にたくさんの色数で、とても完成度の高い図案を刺すのは、時間はかかるけれどとても楽しい手仕事です。SNSでも素敵な大作をたくさん見かけます。皆さん刺している時間は至福の時なのだろうなあと、かつての自分を思い出したりして。

でも初心者の方は初めからそんな大作に挑まなくても、ほんのワンポイントでも可愛い図案の書籍などが今はたくさんありますね。一つ小さなししゅうがあることで、とてもお気に入りのアイテムになったりします。
クロスステッチは布目を数えて刺すカウンテッドクロスと、平織りの布に直接刺していくものとあります。カウンテッドクロスは、縦糸と横糸が等間隔で織られ針を刺す位置が数えられる専用の布を使います。
海外のししゅうキットはカウンテッドクロス以外に、フランスししゅうなどと組み合わせた平織りの布のキットもあり、それは布地に図案がプリントされていたりします(水で落ちるプリントですが)。なのでクロスステッチの部分は布地に盛大に「ぺけ」が並んでいるのです!
ぺけぺけぺけ・・・この布のぺけを糸目や長さを揃えてきれいに刺すのはやはり技術がいるかなとは思います。

それに比べてカウンテッドクロスは、図案の通りの位置に布の目を拾って、決まった色を刺していけば誰が刺してもきれいな作品が出来上がります。ただ糸の引き加減や糸目のそろい方など、仕事の丁寧さが出来上がりの差になってしまうことはあります。初心者の方が小さなワンポイント図案を刺す場合でも、糸を引きそろえること、あまり強く引きすぎないよう、糸のふわっとしたふくらみ感を意識されるとそれだけで仕上がりがちがう思います。
ちなみにカウンテッドクロスの布は、1インチに入る目数で布目の細かさを表します。1インチに18目(18カウント)入ると、センチに置き換えると、1センチに約7目入るということになります。1目が2ミリないんですね。
この18カウントの布をわんこさんシルエットのキーホルダーに使用しています。